> 職人からの作業報告

肉厚な塗膜を形成する外壁中塗り

横須賀市で施工したモルタル外壁塗装、中塗りの様子。職人は一級塗装技能士の職人・柳澤。
下塗り材を塗布して下地と塗料の密着度を向上させたのち、中塗りを開始して厚みのある塗膜をつけていきました。塗膜の厚みがあることで耐久性が向上され、紫外線や風雨の悪影響から大切なマイホームを守ることができます。また、その塗膜を剥がれにくくさせる下塗りもとても重要な工程です。

ローラーで全面を塗装する前に、専門用語で「ダメ込み」呼ばれる作業を行います。通常サイズのローラーでは塗りにくい部分を、小さいサイズのローラーや刷毛でしっかり塗り込んでおきます。このように先行して塗布することで、塗り残しや掠れを防いで均一な塗膜をつけていくことが可能です。

ダメ込みが完了しましたら、ローラーに中塗り材をたっぷり含ませて全体に塗布していきます。一方行だけに転がすのではなく、縦横に切るように塗り込んで、厚みのバラつきを防ぎながら全体に行き渡らせました。細部はあらかじめ仕上げられているので、塗るときもスムーズに進められ、作業効率の点から見ても必要な作業と言えます。このあと上塗りを重ね、さらに塗膜の厚みを付加させて肉厚に仕上げていきます。

ALC外壁の高圧洗浄、長持ちする塗膜を作る為に

横須賀市でのALC外壁塗装、高圧洗浄の様子。
足場を組み終わった後に行うのが、この高圧洗浄です。エンジン式の高圧洗浄機を使って、最大で150気圧にもなる高圧水流で長年の間でこびり付いた汚れや、浮いてしまった古い塗膜を洗い流していきます。その勢いは直射し続けるとゴム靴を破いてしまうほどの威力があり、洗うと言うより削り取ると言った方が表現が近いかもしれませんね。

綺麗な塗膜が塗りあがってしまえば見えないところの作業ですが、塗膜を長く保たせるためには欠かせない重要な工程です。一級塗装技能士がメーカーのマニュアル通りの高級塗料を用意してキッチリと施工をしても 汚れや古い塗膜がしっかり落ちていないと その素地近くから剥がれ落ちてきてしまい、どんなに厚い塗膜も意味を成しません。

高圧洗浄を行った後、鉄部や木部などには専用の道具を使ってケレン。傷んでいる部分があれば徹底的に補修。そうして下地調整を念入りに行った後で3回塗り重ねて仕上げた塗膜が艶が有り長持ちする、良い塗膜へと仕上がります。

一級塗装技能士・川口による、屋根中塗り塗装の様子

一級塗装技能士・塗装指導員の資格を持つ、川口による、横須賀での屋根の中塗り作業。

下塗りを終えた屋根に、ローラーで塗装を施していきます。

まずはスレートの重なり部分にローラーを転がして小さな段差を埋めた後、縦にローラーを転がして全体を塗布します。
次に、ローラー線を消すため、塗料の含みの少ないローラーで再度転がす。

何度も繰り返されるこの作業ですが、これが綺麗な塗膜面を作り上げるのです。
勾配のゆるい屋根は、落下の危険も少ないので、しっかりと足を踏みしめて、一斗缶片手に左右に移動していきます。
一気に横、ではなく、いくつかに区切って縦にずれて塗って行く屋根塗装。
最後は足場に避けて、全ての塗装を完了させます。

塗料をつけたローラーの先端は塗料がもったりと付いていて、特にローラー線を作り出す原因になってしまいます。
なので、職人は一度先端を塗装面に着け、そのあとローラーで馴らして引きのばします。

シリコン系塗料による、紫外線や汚れに強い屋根塗装。
傷みきっていた屋根も、メーカー基準通りの希釈量、そして手順通りの塗装に加え、一級塗装技能士の長年の経験で、綺麗な屋根に塗りあげます。