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横須賀市で行った、赤い屋根の塗り替え塗装

一級塗装技能士・塗装指導員の資格を持つ川口による、横須賀市での屋根中塗りとその様子です。
コロニアル屋根を、肉厚な三度塗り塗装をしました。

屋根の鉄部部分には、白っぽい色のさび止め塗料で塗装。
普段は赤錆び色の塗料を使うのですが、今回はもともとの屋根が赤かったためにわかりづらくなってしまう可能性があるということで、白っぽい色を選びました。
ローラーで塗装をする前に、まずダメ込み作業です。
ローラーで塗りにくいところを先に刷毛で塗装しておくことで、作業がスムーズに、そして塗り残しなく進みます。
一見二度手間になってしまいそうですが、ローラーは太く、隙間にうまく入ったように見えてもしっかりと塗り込めていないこともあるので、ローラーのみだと逆に作業効率が悪くなってしまいます。

まずはスレートとスレートの重なり部分に横にローラーを転がしてから、全体を塗布するように縦に転がします。こうすることで、スレート部分の塗り残しがなくなります。
スレートの隙間部分には泥がとてもつまっていたので、丁寧に洗い流しました。それもあったので、隙間の塗り残しがないように、普段以上に気をつけました。
屋根の勾配はあまりなく、落ちる心配はないのですが、作業は全部中腰になるため腰が痛くなります。実は勾配がある方が、職人としては塗りやすかったりします。

幸いにも天気はとてもよく、すぐに塗料も乾いてくれそうです。
ただ、少々まぶしいのが難点ではありますが…。
夏場だと、熱中症に気をつけなければならないですしね。

こちらの住宅は、ほかにもモルタル外壁のカビや壁・下屋根の汚れ、ベランダの汚れなどもひどく、全て高圧洗浄で綺麗に落としてから、丁寧に下地調整をして塗装しました。
水生シリコンセラUVを外壁に使用し、屋根は溶剤シリコンベスト。
木部や鉄部などは高級シリコン塗料で塗装しました。